坊さんと一緒にタイの田舎で過ごしてみた。 修行編

通学路にエンカウントする闘鶏に襲われつつも僕たちは学校に通うことになった。

 

まぁ基本授業と言っても言葉の壁もあるので実技研修メインで己の肉体を犠牲に身体を張った濃ゆい授業となっておりました。

 

何故か毎日坊様も学校に保護者の如く同行してくれるとの事で、仏の後光の力か学校側からは個室を使った特別実習を組んでくれる事になりました!!

 

本人も修行とかで忙しいのにわざわざ僕たちの為に大切な時間を割いてくれるなんて、やっぱり生き仏さまのようなファビー (←坊様の名前)

 

 

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もうここまで来たなら絶対に試験に受かって帰国しないと・・・

 

もし不合格なんて事になったら付いてきてくれてる坊様にも申し訳が立ちません。

 

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来る日も来る日も毎日授業を僕たちなりに真剣に打ち込んでまいりました。

それが坊さんへの恩返しになるのなら血へどだって吐きましょう!

 

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真剣に授業に励む中、まるで坊様は大仏様のような優しいお顔で天を仰いでおられました。

きっとこれも精神修行か何か徳を積むための行いなのでしょう・・。

 

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こいつ・・・イビキかいてないか・・・?

いやまさか、きっと何かの修行なんだろう。寝てるにしては神々しすぎる・・なんか先生たちが崇めているし・・

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仮死状態から目覚めたのか、急にむくりと起き上がり校長先生に飲み物をくれとねだりはじめたファビー

 

坊様の要求に急いで対応する校長先生がミルクティーを入れて戻ってきた。

 

ティーカップを受け取ると少し偉そうに軽くうなずき(タブンホントに偉いのかもw)お茶を口へ流し込んだ。

 

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 そして壮大にミルクティーをぶちまけておりました。

 

先生慌てる、授業中断。坊さん自分でぶちまけたお茶を拭きもしないでそのまま寝そべり始めました。

代わりに渡されたタオルで被害が拡大しないように皆でお茶を拭きとっておりました。

 

とても徳が高い坊様には口では言えません。。

 

心では思いました。。

 

 

てめーがこぼしたお茶ぐらいてめーで拭けやw

 

大半の日本人が思う事でも、タイではご法度なのかもしれませんが、どうやら坊さんの世話をすると見えない天竺ポイントなるものが加点されるそうです。

面倒を見ることによって現世での良き行いとしてカウントされるとかなんとかタイママが言っておりました。

だからみんな文句もいわずに拭いていたのねー。

 

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良い行いをしたからか、お昼休みに先生に呼ばれてタイのフルーツをごちそうになることに。

 

先生「どれが食べたいんだ?あん?」

 

バナナが食べたいと指をさしたらわざわざ剥き方まで教えて頂きました。

 

先生「最初にこのヘタを掴んで下に下げると剥きやすいぞ!」

 

日本人3人 しってるわーw

 

少し小ぶりのバナナで味はねっとりとフィリピンバナナよりも甘みが強く濃厚な味と匂いでした。

 

つぎにトゲトゲの不思議な実を頂く事に。

さすがに所見だったのでこれは剥いてもらいました。

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なんかツルンとした感じの光沢感があるのフルーツで、実食する為に口へ運ぼうとしました、唇の前まで運ぶと何やらプーンと鼻につく異臭。

 

この匂い嗅いだことあるぞ、、夏場のコミックマーケットの前にある仮設トイレのう〇〇の匂いだっ!

 

くせぇ!!

好奇心が裏目に出て一番手に剥いてもらって後悔する事になるなん・・・

他の奴らは要らないと先生にすでにジェスチャーをしている。

 

しかたなく食べる事に、勇気をだして口の中へ。少しゴリゴリとした触感で少し酸味がある感じかな、ミカンぽいような味だった気がします。

 

まぁ味はなによりあの匂いは無理なのでもう食べたくはないです。 トゲトゲのラグビーボールのような実には気をつけて下さい。

 

続く

 

 

 

 

 

タイの田舎で過ごしてみた。 散策編


タイマッサージの国家資格試験を受験するために日本人3人+同行者3人(タイ人ママ・息子・坊様)バンコクから少し離れた外国人なんて全く居ないっぽいノンタブリー方面に約2週間、仮住まいをすることになった。

 

少し学校が始まるまで町を散策することにした。

 

市場とフードコートが併設されている施設を見つけて3人で入ることに

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地元の飲食店や屋台オーナーが買い付けにくるような感じで、肉、肉、肉!野菜、野菜、野菜っ!と所せましと並べてありました。

フードコートは意外にも新しいのか店並びもきれいなものでした。

 

お腹もすいてきたのですが、サソくんが潔癖症入ってる感じの方なので、もの珍しい料理は全部否定されてしまい、まぁ初日ともあるので中華料理っぽいものを提供しているお店を選びました。

 

片言の英語を使い 「この鍋に入ってるの3つ下さい!」「スリー!スリー!!」と頼んでみることに。

 

お店のおっさん 「ヘイ!お前たちいったいどこの国からきたんだ?」

 

まってたぜその言葉、ドヤ顔で伝えました「アイ フロム ジャパン!」

 

お店のおっさん 「ジャパンってなんだ?どこの国だそこ」

 

後ろで何か食材を切っている同僚にジャパン知ってるか? えー知らない何それ みたいな会話をなさっておりました。

 

田舎恐るべし!おっさん知ってるか、そのバイクYAMAHAは日本の会社なんだぜ。。。

 

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角煮みたいな豚肉をコトコト煮た料理が出てきました。ご丁寧に雑に切った煮卵付きです。たしか50バーツぐらいだった気がします。

 

うそ・・ナニコレ・めっちゃ旨いんですけど 笑  肉の隅から隅まで味がしみこんでるーーー!! 米と合わせるとさらに幸せでした。

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違う日に撮った写真ですが、後ろのお店がジャパン?ハッハハハな角煮屋さんです。

 

 

 

それでは学校の事ですが、目的地に着くまでの通学路に問題がありまして。。

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目的地の場所に近ずくと毎回奴とのエンカウントからの攻防戦が繰り広げられます。飼育されているのか野生なのかは分かりませんが(タブン飼い主がいるはず・・)

 

黒い身体と日本でみる愛くるしい同種とは違うスラーっとした引き締まったボディーに獲物をえぐる為か異常にデカい足。。奇声のような声を上げ人間様に全く臆さない根性。

 

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来やがった!!

 

 

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ただの鶏だと思うかもしれませんが、

 

機動力★★★★☆

戦闘力★★★★☆

跳躍力★★★☆☆

知力 ★☆☆☆☆

 

これ位は有りました。地元の海岸トンビと同レベルのウザさです。

 

人が通るたびに追いかけまわして100mはついてくるしつこさに、奇声を上げながらのハイキック。本当に皆さんタイの田舎ではエンカウントに気を付けて下さい。

 

 

学校付近にもローカルな飲食店を見つけたので休憩で行ってみる事に。

 

地元の人達がチラホラいたのでまぁ美味しいんだろうなと少し安心しておりました。

 

メニューを貰ってどれにしようか・・・と

 

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読めねぇ・・・。タイママの息子も一緒に来ていたので和訳してくれと頼んでみると

 

「いや、無理っすよw 僕日本で育ってるんで読めるわけないじゃないっすかww」

 

な、ん、だ、と!

 

武器である片言英語も使えず、とりあえず知ってるタイ料理である ガパオライス、スリー!と店員さんに伝えた。

 

「オーケー」

 

暫くすると白米が人数分ならべられた

 

遠くから鍋を振る音が聞こえて、香ばしくスパイシーで食欲をそそる匂いがし始めた。

 

カンカンっ!と皿に料理を盛る音が聞こえて店員さんが料理を持ってきてくれました。鳥との闘いも有りもうお腹はグーグーヘリンコファイヤーです!

 

トンっと皿を白米が並ぶテーブルの中央に置いてくれました。

 

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チャーハンです!

 

米in米!

 

どんだけ日本人は米が好きなんだと思われた事でしょう。

 

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サソ君はもうチャーハン眺めて無想転生しておりました。

 

仕方なくチャーハンに米×3かさまししてチャーハン風味の白米を食しました。。

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

職場の社長に無理やりタイに2週間飛ばされた


旅ブログなんてmixiの日記以来書いた事がありません。。

 

 

 

初めまして、リラクゼーション稼業のガミと申します。つたない文章力で申し訳ないですが読んで頂けたら幸いです!

 

 

 

 

 

 

 

完全に僕目線の個人的な旅体験談ブログでございますのであらかじめご了承下さいませ。

 

 

 

ある日社長からタイでタイ式マッサージの国家試験があるから学校に通い受験してこいとの通達があった。

 

アニメヲタクで日本大好きな僕は、当然タイなんて全く興味が無いのですぐに断る事にしたのだが、他同伴2名がすでに首を縦に振ってしまい説得されて渋々行くことになってしまった。。

 

タイ語など現地の言葉や試験内容が全く分からないので不安は有ったが、なんと日本に在住のタイ人ママとその息子も試験を受けるらしく旅に同行する事になった。

 

旅行の日程や航空券、ホテルなどはタイママが手配を全てしてくれるとの事で、安心しきっていたらこれが後に細かく確認しなかった事がシッペ返しに合う事になるなんて・・・。

 

 

2週間の長期滞在ですので3人ともトランクに着替えや日用品、カップラーメン食品類などをこれでもかと詰め込み空港へと向かったのだが、空港内で待ち合わせタイママ親子と合流をすると

 

タイママ「なーんでカバン3つもある?なーんで?  LCCの一番ヤスイプランですから カバン1個までヨ!」

 

3人「はいっ!?」

 

思考が停止して3人で見つめあい一瞬止まった時だがすぐに又動き始めた。

 

もう文句を言っても仕方がない、安いから良いやと聞かなかったこっちにも非有ると言えば有るのかもしれない。少しはなんで片道13000円と飛行機が爆安な値段設定なんだろうと誰一人気ずかない僕たちも気が緩んでいたのかもしれない。

 

急いで3つのトランクを1つに纏めなければならない。

 

トランク2個と食品類は全部置いてざっくりと数日分の着換えを一番大きなトランクを選びその中へ詰めていざバンコクスワンナプームへ向かうへ。

 

チェクインが終わり今後の予定をざっくりと考えていると坊さんが1人近ずいてきた。

この人が通称ファビー、どうやらタイでも徳や地位がある偉い坊様らしいく今回の旅に同行してくれるとの事で、僕たち3人はどんどんパーティーメンバーを増やしていくのだった。。

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深夜バンコクスワンナプーム空港へ無事に到着。

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夜中なのでテンションの空回りか変な顔をしておりますが3人メンバーの1人サソ君です。英検5級を使いこなし、単語でコミュニケーションを得意とする男です。

 

意外と深夜にもかかわらず空港内は乗り継ぎや到着ラッシュなのか込み合っておりました。

入国審査を眠たそうに行う不機嫌そうなタイ人の税関職員・・。ドンドンとスタンプを押す。「・・・OK go」早く行けと手で虫を払うかのように手を振り終始けだるそうでした。

 

トランクを自動レーンから拾い上げ、次はX線の列に並び始めようとした時、坊さんファビーが閉鎖されてるゲートの前で手招きをしていた。

 

深夜帯なので数個のX線ゲートのみが稼働しており他は閉鎖されていました。

 

全員集まった事を確認したファビーはなんと閉鎖されてるステンレス製のゲートドアを勝手に開けてここから出ようと手招きをしている。

 

3人「はいっ!?」

 

いやいやいや、それは流石にまずいでしょ!勝手に開けて検査も受けずに出てしまいましたと考えるだけで胃が締め付けられた。

 

タイママと息子は気にせず坊さんの言う通りに無造作に開けられたゲートを無断で通過。僕たちもビビりつつ通過しようとした時だった、

 

空港職員「ヘイ!!」

 

怒鳴るような大きい声が聞こえた瞬間、遠くからでも表情が読み取れるぐらいの形相で空港職員が小走りで僕たちに向かってくる。

 

あぁぁ。。最悪やー!!

 

初めての国へ入国早々にピンチが訪れた  普通に考えれば、、いや、考えなくても閉鎖されているゲートを勝手に開けて入国すればどんな国でも怪しまれて当然だ。最悪逮捕か強制退去などもあり得るかも。。

 

黒い大きなトランシーバーを携えた空港職員セキュリティーに僕たちは完全にロックオンされている。

 

しかしそこに混んでいるからと勝手にゲートを開き今回の爆弾行動を作った坊さん、薄汚れた黄色いトートバッグとオレンジ色の布を一枚纏ったファビーが空港職員に立ちふさがった。

 

なにか職員に怒鳴りちらしているファビー。 坊さんを見てとたんに慌てた素振りで空港職員が両手で合掌を作り始め、まるで生き仏に出会ったごとく拝み始めた。

 

先程まで坊さんが無理やり開け、3分の2程開いていたステンレス製のゲートを空港職員が急いで全開まで開けてくれた。。

 

付き人と言う設定らしく僕たちも一緒に通して頂きました。

 

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もう捕まる位なら付き人でも下僕でも何でもいいです。

 

どうやら坊さんと言う地位は日本では考えられない位のありがたい存在だと事前にには説明されていましたが、まさか空港セキュリティーもガン無視で突破できるとは知りませんでした。。

 

坊さん=悪い事は絶対にしない。

移民> 国民> 政治家> 国王> 坊様

 

国王様より偉いなんて、、なんという事でしょう。。

 

まぁ坊さんが金塊や薬物の密輸など絶対にしないとの国民からの信頼でなりたっているんでしょう。

 

無事に空港の外へ出る事でできたのでタクシーを拾う事に。

 

 

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ある程度予習をしており、タクシー=ぼったくると覚悟はしておりました。

 

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運転手にここまで行ってくれ!とスマホに出した地図を見せると

 

運転手「遠いな、2000バーツで行ってやるよ。 おけ?」

 

何が おけ?だ!!  僕が事前調査だと600バーツだとタイママに言われていた。

 

料金メーターで行ってくれと頼んでみるが壊れてるらしくダメだの一点張りで全く相手にしてもらえなかった。。 他の車を探そうにも深夜の為か台数も少なく次の策を考えていると 後ろのタクシーに乗ったはずの坊様がドアを開けてこちらに向かってきた。

 

坊さんに怒鳴られた2000バーツと言い張っていた運転手が 「おk GoGo」早くタクシーに乗れと促してきた。

 

絶対に2000バーツから値切ってやる!!600バーツだ!

 

と意気込み睨みを運転手にきかせていた。

 

ピッ。

 

 

と音が鳴り壊れているはずのメーターが点灯しはじめ僕たちの初めてのタイの旅がはじまったのだった。。。。

 

続く。。